私どもは、いくらあなた方のことを思ってはいても、あなた方が重荷を背負い悩み苦しむ姿を、あえて手をこまねいて傍観するほかない場合がよくあります。
そこからある教訓を学び取り、霊的に成長してもらいたいと願い祈りながら、です。
知識にはかならず責任が伴うものです。
その責任をとってもらうわけです。
霊は一たん視野が開ければ、悲しみは悲しみとして冷静に受け止め、決してそれを悔やむことはないはずです。
さんさんと太陽の輝く穏やかな日和には人生の教訓は身にしみません。
魂が目を覚ましそれまで気づかなかった自分の可能性を知るのは時として暗雲たれこめる暗い日や、嵐の吹きまくる厳しい日でなければならないのです。
地上の人生は所詮は一つの長い闘いであり試練なのです。
魂に秘められた可能性を試される戦場に身を置いていると言ってもいいでしょう。
魂にはありとあらゆる種類の長所と弱点が秘められております。
即ち動物的進化の名残りである下等な欲望や感情もあれば、あなたの個的存在の源である神的属性も秘められているのです。
そのどちらが勝つか、その闘いが人生です。
地上に生まれてくるのはその試練に身をさらすためなのです。
人間は完全なる神の分霊を享けて生まれてはいますが、それは魂の奥に潜在しているのであって、それを引き出して磨きをかけるためには是非とも厳しい試練が必要なのです。
近藤千雄訳編『古代霊は語る』潮文社、1986
守護霊・背後霊は、私達人間を助けたくても、助けてしまうと人間の魂の成長が阻害されるため、助けられないこともあるのですね。
しかし、守護霊・背後霊は私達人間が、常に苦しみから教訓を学ぶ姿勢を忘れなければ、苦しみを乗り越える活力を与えてくださります。
苦しみを冷静に受けとめ、1つ1つ乗り越えていくことが魂の成長のために大切ですね。
不安・苦しみ・悲しみ
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