この仕事に
携わる者の
特権として
私には
幾つもの
段階をへて
送られてくる
莫大な霊カを
使用する
手段が
授けられて
おります。
必要とする
人々へ
分け与えるために
使用することが
私に
許されて
いるのです。
私たちの
世界こそ
実在であり、
あなた方の
世界は
実在では
ありません。
そのことは
地上という
惑星を
離れるまでは
理解できない
ことでしょう。
あなた方は
幻影のなかで
生きておられます。
全て "影"なのです。
光源は
こちらの
世界に
あります。
実質の世界です。
こちらへ
来て始めて
生命とは
何かということが
お分りになります。
その真実味が
あまりに
強烈であるために、
かえって
お伝えすることが
できないのです。
どうか、
私のことを
あなた方の
兄貴だと
思ってください。
あなたを愛し、
いつも側にいて、
精一杯
あなたを
守り導きたいという
願望をもって
腐心している
兄貴と
思ってください。
私は
あなたがたが
気づいて
おられる
以上に
しばしば
それぞれの
お家を
訪れております。
私に敬愛を
覚えてくださっている
家庭を
私の地上での
家庭であると
思っているのです。
状態が
どうも良くないときーー
地上での
仕事には
よくそういう時が
あるのですーー
そんな時に
敬愛に満ちた
あなた方の
光輝で
温めてもらいに
来ることが
できるということは
大いなる
慰安の
源泉です。
私たちは、
やっていただいたことに
対しては
必ず
それなりの
支払いを
いたします。
いつもこう
申し上げているのですーー
施しをする人は
かならず
それ以上の
施しを
してもらっており、
差引勘定すれば
いつも
戴いたものの方が
多くなっていると。
施す者が
施しを受ける
というのが
摂理なのです。
なぜなら、
施しをしようと
することは
魂の窓を開き、
精神を広げ、
心を大きく
することであり、
その広くなった
チャンネルを通して
愛と導きと
保護の力が
流れ込むことに
なるからです。
ですから、
私に礼を
おっしゃることは
ないのです。
私がしていることは
実に
些細なことに
過ぎないのですから。
『シルバー・バーチの霊訓(2)』(近藤千雄訳)
潮文社、1985、
pp..123-124
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