バッタ
- Spiritgift8(スピリットギフト8)

- 2025年8月3日
- 読了時間: 1分
更新日:2025年9月14日

山深い
祖母の実家でのこと
稲は
青々と
真っ直ぐ
伸びていた
朝の涼しさが
まだ残る頃から
一人
バッタ取りに
夢中だった
いつの間にか
日が傾き
暑さが
和らいできた
ツクツクボウシや
ヒグラシの
鳴く声が
遠くに消えていく
急に物悲しくなって
家に帰りたくなった
ふと
バッタが入った
かごを見る
バッタにも
家族が
いるかもしれない
そっと
虫かごの蓋を
開けた
私は
バッタがいなくなった
かごを持って
とぼとぼ
畦道を歩いて
祖母の家に帰った
★★★
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