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葡萄畑の風




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少女はつぶやいていた



葡萄が美味しくなる

おまじない



愛情をかければ

かけるほど



美味しくなるのよ



やさしく話す



お母さんの

声が聞こえる



水車がまわるたびに

運んでくる



葡萄畑の匂いで



少女は

目が覚めた



お気に入りの

赤い帽子を

かぶって



外に出る




★★★



もっと癒されたい方は、のぞいてみてね。






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この詩の挿絵は自作の墨絵です。


メルカリで販売しています。




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