深紅のラーレ その深い赤は 日を追うごとに 黒みを増してきた 塗りつぶされたような影が 生きてきた証を 刻んでいる様で とても印象的だ ガラスの花瓶に 生けている 黒紅色のラーレを 見ながら 「これから二人で のんびりと過ごす日々が より一層愛を 深めてくれる...

他人と背比べを してるんじゃない 戦う相手は いつも 自分自身だ この言葉が 心の奥深くまで ズドンと 響いてきた うん 本当に その通りだ 無いものねだり したって 仕方ない 自分が 既に持っているもの 与えられた才能を 極めていくんだ 神から賜りし 霊力の純度を...

家にいても怒りが治まらなくて 一人 夜の登山に出掛けた 山に登る間は悲しみや 辛さを忘れられた 立ち止まると 得体の知れない何かが 襲ってくるようで ただひたすら足と手を 動かし続ける 誰にも会うことはない 気づくと山の頂きに 立っていた 月明りに照らされ 白く輝く...

「ユウくん、しょんぼりしてるみたいだけど どうしたの？」 「おうちの車を描いたんだけど へたっぴで」 「見たまんまを描くことは 素敵なことだけど どんな気持ちで描くかも 大切だと思うな ユウくんはどんな気持ちで この絵を描いたの？」 「ワクワクする気持ちで描いたよ...

生暖かい空気と 爽やかな浜風が 混じり合うのを 肌で感じながら 今日も砂浜を ゆっくりと歩く 少しくすんだ紫色の 貝がらを拾う 裏に 「またいつかどこかで君に会えたなら」という メッセージが流麗な文字で書かれている ベタな言葉だけど このメッセージに続く言葉を 想像しながら...

エメラルドグリーン色の風吹く この地に 飛んできた 不思議なプロペラ まだ新しいみたい ココア色の木でできてるね ほんのりココナッツの香りがするような オレンジと黄色の花々の 陽気なエネルギーが 心の奥深くまで 入ってくる マンゴー パイナップル パッションフルーツ...

山深い 祖母の実家でのこと 稲は 青々と 真っ直ぐ 伸びていた 朝の涼しさが まだ残る頃から 一人 バッタ取りに 夢中だった いつの間にか 日が傾き 暑さが 和らいできた ツクツクボウシや ヒグラシの　 鳴く声が 遠くに消えていく 急に物悲しくなって 家に帰りたくなった...

ある日 夢を見た 何故 私はいじめられたんだろう 分からなくて うんうん 唸っていた時 時々話す程度の 同級生が 私のそばに来て言った 「そりゃあ あんたの家は お金持ちだし 男子から モテてたからね あんたは鈍すぎて 気づいてなかったけど。」 そう言われて 目が覚めた...

ぼくが 生まれることが できなかったのは ママのせいじゃない 悲しまないで ぼくは 今 やさしい お姉さん達に いっぱい 愛されているよ 今日は 紙飛行機を作って 一緒に遊んだんだ 毎日楽しく 遊びながら もう一度 ママのところにいく 準備をしているよ 待っててね

「居心地が悪い」と言って 家を出た それなりに 愛してくれて いたんだろうけど 数々の言葉が 今も胸を刺す 雲が月を隠す夜 私は夢を見た 亀裂が入る地面の 真ん中に立つ 1本の木 私は その木から 心の溝を 埋める力を 感じ取った 目が覚め 静かに湧き上がる 思いに気づく

銀色の たらいの中に たくさんの氷を 一つひとつ 置いていく 水風船を 持ってきて 一つひとつ 突き割る 水風船 1個分ずつ 水が増えていく 熱くなった 水鉄砲を 氷水で冷やす 銀色の たらいの縁が 光を放ち 氷水の中で 水鉄砲の色が ゆらめいている

風が　 激しく吹き荒れ 薔薇の花は 一輪ごと 地に落ち 木の葉が ぶつかり合う 音だけが 響いてく 絶対に 乗り越えられない 困難はこない 私なら いや 私達なら 必ず乗り越えられる 何度も何度も 唱え聞かせる 魂の奥底から 湧き上がる力を 実感す

ハナビラクマノミ 海面近くで ひらひら ヒラヒラ 舞っている まるで 花みたいだねえと チンアナゴの 家族は うっとりと 見上げている ハナビラクマノミは 蝶々の上に乗せてもらい 一緒に泳いだ 鰈さん 花飾りが キレイね 鰈も ハナビラクマノミと同じ 綺麗な桜色になった

つわりで 苦しむ 雌リスに 雄リスは 一粒ずつ ぶどうを 食べさせる 雌リスの つわりは 穏やかになった 20日後 ほとんど痛みもなく 8匹の 赤ちゃんを産んだ ママリスと パパリスは 子供達が 自分のペースで ゆっくりと 成長していけるように ウツギを植えた

ハートの印が 2つ 丸印が 1つ 三角印が 1つ グァバ色の パックンチョ そして パックンチョとしてみる 給食の匂いは 消えていく 足音や笑い声は 増えていく 一人私は 好きなマンガの 世界へと入っていく 魔法が使えたら いいのになあ

千年以上前から 存在している 「パープルバサラ」という 小さな国 人々の住処は 険しい山々に 囲われている この国に住む 祖母トキエは 孫のコウタに 紫色の服を プレゼントした コウタはトキエに 「おばあちゃん、 ありがとう 綺麗な紫色だね」 と言った すると トキエは...

地球色の 瞳を持つ 私 今まで 人々の 日々の暮らしを 見てきた 物価高 米不足 税負担が なかなか減らない それだけを聞くと 暗い世の中のように 感じるけれど 少しずつ 生きづらい思いを している 方々への 理解が進み 手を差し伸べようと してくれている方が 増えている...

じめじめと 蒸し暑い 夏の日 嫌なことが あったわけでは ないけれど なんとなく モヤモヤする 気分だ 不意に 川に行きたくなった ふらふらと 森の中を歩いて行った 水が流れる音がする 川だ 水の流れは穏やかで 小さな魚が思い思いに 泳いでいる 何かが ゆっくりと...

幾重にも重なった 花びらに 雨粒が落ちる ゆっくりと 花びらの 奥深くまで 雨粒が 染み込んでいく 花の香を分けてもらう 花の香が 溶け込んだ雨粒が 落ち込んだ背中を濡らす やまない雨はない いつかきっと 花ひらくよ そう思った時 人知れず静かに咲く 花が瞳に映った...

シルバーバーチの言葉 地上に生を享ける時、地上で何を為すべきかは魂自身はちゃんと自覚しております。 何も知らずに誕生してくるのではありません。 自分にとって必要な向上進化を促進するにはこういう環境でこういう身体に宿るのが最も効果的であると判断して、魂自らが選ぶのです。...